弟の将棋の駒の夢

広告。横内なおきが挿し絵を描いている。ウルトラマンタロウの怪獣が780種類ものグッズになって登場するらしい。驚き喜び、見に行くぞと思って発売日を控える。Gまたは母はこのすごさに理解を示さない。しかし会場の場所を見ると、大阪である。ちょっと行けないかなあと落胆する。

実家にいる。マンション時代のような部屋。

弟は少し前に病死したことになっている。私はその病気を知らされていなかったことについて、母に怒っているという設定。

母が洗い物をしている。将棋の駒が入っている木の容器に、入院中の弟が書いたとおぼしき走り書きがある。看護士か誰かが励ますような返事を付け加えている。内容は入院の退屈や、対症療法の無意味についてなど。「云々…という状況にある者がいたとして…彼はむしろ根治療法の苦痛を望むだろう」云々。文の終わりの方はスパゲッティで書かれており、腐りかけていて判読できない。ジップロック(に変わっている)の中にはスパゲッティと土が入っている。母いわく、弟は結局根治療法を行う猶予もなかったとのこと。