問い詰める夢

マンション時代の実家のような部屋。Sとマジックの勝負をしている。私の使うカードには、イラスト付きトランプのようなカードが混ざりこんでいる。それは古いエキスパンションのカードの絵が描かれていて、通常のカードと同じように使用できるらしい。私は《飛びかかるジャガー》や《役畜》を使う。しかし手札0枚、土地1枚にされてしまう。Sは青白緑のデッキである。私は敗北を悟るが、相手が最後のターンにドローなど念には念を入れる行動をしていて、それがあまりに長引く。私はいらつきを抑えながら「私の負けです」と言い、カードを片付ける。その後、「アーティファクト主体のブロックや多色のブロックが嫌いだ」という話をする。

弟と何かをしている。雰囲気は楽しく、今なら自殺の理由を聞けるように思う。しかし、訊くとまた夢が覚めてしまうと思い、もう少し後にしようと思う。

「テニスの王子様」の実写ドラマらしきものを観ている。敵はラケットの代わりにゴルフクラブを使っており、奇怪なボールの回転に味方は苦しめられる。しかし、トーナメントの最中にラケットを替えることは反則であることを審判に伝え、勝利となる。黒子のような審判が敵のゴルフクラブを回収しようとする。敵はゴルフクラブを口にくわえ、黒子がそれを引っ張って引きずっていく格好になる。黒子はバイクに乗って敵を引きずっていく。コミカルなシーン。主人公たち二人の少年は車の後部座席に並び、和やかに笑いながらそのさまを見ている。敵の醜態を直接描かず、主人公たちが笑うシーンを描くことでコミカルさを際立たせている。しかし、笑うシーンがあまりにいつまでも続く。

弟がそれを疑問に思っているので、私は「リアクションを描くのは大事なんだ。その出来事が作中でどう扱われているかが読者に伝わるためには。私が好きな『突っ込みなしにおかしな出来事が起こる』というやつは、その点で難しいタイプのギャグだ」という話をする。そして「君はそういう系のやつをどう思う」と訊く。弟はなぜか反応せず、ごまかそうとする。妙にベタベタと絡みついてくる。見ると、弟の唇は上下がくっついて融合してしまっており、しゃべる気が全くないようである。唇はくっついているが、下唇の下が代わりに切れていたりもする。私は弟の両肩をつかみ、答えろ!と激しく問い詰める。

やがて弟は観念したのか、話を始める。「僕はゲームではゼルダの伝説64が一番好きで。9年もやったゲームだから」という。「君が一番好きなゲームだったかもしれないな」と私は答える(現実にはそんなにゼルダをやっていた事実はない)。話の展開が読めないまま、目が覚める。

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