帰ってきた弟の夢

Aや何人かとの飲み会があるが、支度をしていない。20時からだったような気がするが既に19時を過ぎていて、遅刻しそうである。しかし時間は決まっていなかったのではと思い、LINE的なものに「決まっていなかったのでは」と書く。直後、ログを見て、21時からということで落ち着いていたことに気付く。「あ、申し訳ない、21:00になっていたな」と書き込む。

場所は母方の実家の二階のようであるが、判然としない。母は出掛けている。自分は先週くらいに風邪をひいていたような気がする。その時、学校から届いたプリントが椅子の上に数枚ある。母は、このプリントが僕由来のものか弟由来のものか分からなくなってしまったらしい。母が帰ってきたらその辺を説明する手間が生じるだろう。

ぐだぐだしていたら20時を回ってしまった。着替えすらできていない。LINE的なものを見ると、先程の自分の書き込みは「20:40からになっていたな」というものになっていた。間違えてその時の現在時刻を書いてしまったらしい。訂正しようとする。

その時、母が階段を上がって帰ってくる。声は明るく、体が何だか細い。

「ただいま、×××(弟の名)が帰ってきたところだよ」

母の体が細いのではなく、母が弟の遺体を抱えていた。僕は咄嗟に理解して

「別人だったということなの?」

と答える。荼毘にふした遺体は別人で、いま本人の方が見つかったということらしい。裸の遺体を母が椅子に座らせる。その体は最近死んだかのように新鮮で、冷たいが、西日を浴びてかなり暖まっている。母と共に遺体を抱き締めるが、強烈に「そんなはずはない」という理性がはたらいて、続きが気になりながら目が覚める。

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