訊く夢

実家。住んだことのない部屋だが、マンション期に似た間取り。二度寝から覚めて朝食を作り始める。両親は出掛けており、弟だけがいる。鍋をコンロにかける。

飯には少し早い、と弟に言う。弟は、でも今夜は父が夕食を豪華にするかもしれないから、と答える。朝食を遅くするとリズムが崩れて、夕食が入らなくなる、という意味。

私は弟に「君はなぜ死んだんだ。動機」と訊く。真面目な話題だが雰囲気はフラットで、弟は答えそうである。二人だけの今のうちに訊いてしまいたい。しかし、外で車が戻ってきた気配がする。弟に「まあ、母が戻ってきたら、この話は後ですることにしてだな。とりあえず答えろ」という旨で、ごにょごにょ言う。

コンロを見に行くと、コンロから火がイソギンチャクのように高く上がっている。鍋を乗せ忘れた、または鍋の乗っていない方を点けてしまった。慌てて直す。

どこかで見た男がスーツ姿で現れ、「久しぶり。あー、ご無沙汰しております」と言う。誰か分からない。小学校のクラスメイトが成長した姿だが、今は親戚のようだ。親戚がどやどやと現れる。父も現れる。

話を拾い聞くに、母は北海道で入院したらしい。目の治療で、サイボーグ化のようなレンズを入れるとか。医師らしき人もいたので、捕まえて訊くと、保育所がどうとか言う。「なぜ保育所?」と訊くと、とにかく何か連携の問題で、保育所でも手続きがあるらしい。家の中で人が動き回り、にわかに慌ただしい。

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