高所の家の夢

大学か、大学院を卒業できず、あるいは入学できず、もう一度大学に入り直すか、予備校に入り直すことになる。予備校でたまたま出会った前職の同僚が、もっとよい別の運命を辿ることになっている。私は最初から授業に遅れたり、想像以上に何もできなかったりしている。
 
古く巨大な小学校のような建物で仕事をしている。木製の廊下はやたらと滑る。目的地になかなかつかない。同じ小学校で働いている、大学の先輩とたまたま出くわし、しかし互いに別の用事へ向かっているところであるので、一瞬ですれ違っていく。そうしたことが二回ほど続いたので、「残念な『君の名は』みたいだね」と言い合う。

実家が引っ越すらしい。母に新しい家へ案内してもらう。それは作りかけのショッピングゾーン(野外にあるモールみたいな場所)のふもとにあり、まだテナントが入っていないが、これから大層賑やかになりそうな場所だった。まさしく商店街の入り口のような場所の手前にある。商店街は坂である。そして家の裏手は崖になっており、ガラスの手すりが設置されていて、見下ろすと遥か眼下に緑の大地、街々、ロの字型の城といったものが見える。RPGの広域マップ、あるいは航空写真のような非常な高所なので「高っ!!」と驚き、「これ大丈夫なの?」と尋ねる。

ym2

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です