10円玉の半券の夢

実家にいる(中学校の頃住んでいたような部屋)。PCにゲーム機を繋いで何かしようとしている。あるいは漫画作業の準備かもしれない。なぜだか、その部屋にあるPCを触ると居間にあるモニタが反応してしまう。居間にはテレビとPCを組み合わせて積んである一角がある。

母が言うには、弟が生前に何か調整していたから、そのせいかもしれないと言う。弟は病死したのだが(現実とは違う設定)、いつどうやって死んだのかいまいち思い出せない。

場面が変わり、コナンのような漫画の中の話になる。クッキングパパを劇画風にしたようなゲストキャラの刑事が主人公の回らしい。刑事は、海の家とか縁日の時に野外に出される円テーブルのような席に付いている。時刻は夕前か夜である。金髪でけばけばしい服装の女性と話している。この女性が聞き込みの対象のようだ。

刑事は女性に、お金を増やす方法を見せてやると言う。刑事は何十枚かの一万円札を取り出し、手品師のように滑らかに扱う。そして屋台の方へ行き、ボディーガードを5人手配してくれと言う。そうして差し出した手の平から一万円札の束が瞬時に消え、手の甲側に移っている。そのまま裏拳のような恰好で一万円札を渡す。屋台の男は枚数を数える。刑事はここで「今何時だい?」のようなことを言ってごまかす気なのだろうか。

特に何事もなくボディガードは雇えた。刑事は自販機の前に立ち、10円玉を機械に次々と投入する。

「小銭がやたらと余ってしまう時はよ、10円玉の半券を貰ってるんだって思えばいい寸法よ」

と刑事は言う。つまり、持っている10円玉を自販機に投入して何かすることで、10円玉を二倍に増やすことができるらしい。半券は、その半分をもぎ取られることによって、「入場する」という本来欲しかった機能を手に入れることができる。半分だが一枚分の機能があるから、二倍に増えたようなものというわけだ。

刑事たち一行はバスに乗り、日本の城郭のような観光地か、はたまた先祖のゆかりある地に向かっていく。観光ツアーのような雰囲気。刑事は何らかの血族の一人で、これから遺産争いなどが展開されるのかもしれなかった。

松の木の上にメカメカしいエイリアンのような、電気コードで構成された子供大の胎児のような、フクロウのような妖怪が立っている。それは刑事のところへ下りてきて、耳元に「それでよい、そのように進めろ」のようなことを囁く。刑事の行動に関しては、このエイリアンが糸を引いているらしい。そして刑事は大筋でそれに従ってきた。その理由は「妹を守るため」とかの漫画的なものかもしれない。この会話の背景は石垣である。

だが今回、刑事はエイリアンに反旗を翻すようだ。エイリアンと刑事には力関係に大きな差があるわけではなく、あくまで互いに協力者のような形であるらしい。エイリアンは「後悔するぞ」のような捨て台詞を残し、いったん離れる。

時間がバスの中に遡り、刑事が妹に話しかけている場面が挿入される。

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