壊滅後の東京をバスや電車で徘徊する夢

順序あいまい。

一、電車
東京は壊滅したが、皆何となくどこかに向かっている。電車に揺られながら、半ばそこが仮の宿、半ばそれは移動手段という感じ。線路の高架は高く、片側には海が見えている。僕は吊革を掴んで立ち、座っている人に話しかけている。各々が持っている物資を確認して有利に立ち回ろうと思っている。人の良さそうなお婆さんの手荷物を覗く。二つの紙袋に一つずつ赤いカバンが入っていた。市場的な土地に行くのだという。

疲れたので、奥まったところにある座席に潜り込んで眠る。そこは布団が敷いてあり、僕の領地である。

二、学校
アート集団が学祭になぞらえて、または実際の学祭か、はたまた何なのか、廃学校でホラー調の展示が行われている。建物はロの字型で中央は吹き抜けになっており、縦に階が多い。入場時に入場料を払う。どの教室も廃墟になっており、赤黒い光で照らされ、殺人犯がしばらくここで暮らしたとか育ったとかのワイドショーめいたアトラクションなのだった。まばらな人気があり、何てことはないが、たまに心細くなって怖い。放課後の校舎そのもの。

中で仲間と知り合い、会ったりはぐれたりする。ガラクタの積もった教室で寝たりする。でも一階に降りると、もうすぐ閉館時間なので今日の入場は終わったとのこと。黒いナースの格好みたいなのをした女学生が言っていた。

三、喫茶店
仲間になる女性キャラのエピソード。山師的な男が女学生を捕まえて話しているところに、その女性キャラが割って入る。女性キャラはすれた性格で、山師とは顔見知り。何か情報交換をする。店内の大きなスクリーンでは天気予報の図が流れている。

四、バスかトラック
バスかトラックのような乗り物を手に入れ、それで何となくどこかに行く。主人公は自分または七瀬という老人で、いい加減な相棒と、きちがいシリーズのゼラ氏のような男と、サブカル山師的な女性キャラが仲間にいる。視点は高く、大型トラックのコンテナの天井に乗ったような高さで、内装としてはバス。車内に布団を敷いて寝転がる。

大阪の駅前のような場所から車を出し、どこかに行こうという感じ。人は沢山いて格好はスーツだったり私服だったりと普通だが、誰も自分の行き先を分かっているわけではない。ゾンビ事件が起きたのか何か、とにかく東京は壊滅している。渋滞みたいになっていて、車はまだ動かない。ゼラ氏が一時車を降り、何かを取りに行く。僕は彼を待とうとしたのに、雑な相棒が「すぐ追い付くさ」とばかり車を出してしまう。案の定、なかなか追い付いてこない。これでは多分はぐれてしまう。僕は相棒を叱った後、自分が降りてちょっと戻って見てみることにする。

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