けむりの夢

深夜、寝る前。住んだことのない広めの和室。弟と古い特撮かアニメのビデオを見ている。襖を隔てて、隣の部屋では母がもう寝るところといった気配がする。その映像では、海上で敵味方のメカが戦っている。敵の要塞はステルス機能によって半透明になっている。主人公も半透明になっている。そのため、敵のメカの方が見栄えがして主人公っぽい。

大きい布団で寝る。左のほうに弟、右隣にけむり(自分の漫画のキャラクター)が横たわっている。けむりは作中と異なり、稼働したばかりのアンドロイドのように無知でおどおどした性格を伺わせる。実際にアンドロイドか3Dモデルかもしれない。僕は制作者として、けむりの口のあたりの造形を吟味する。けむりを可愛く思って抱き寄せると、けむりは驚いて逃げてしまう。

カラオケ。けむりはティーンズの恋の歌を歌っている。体格のいい金髪の男が、デュエットのように「試そうよ」といった内容の歌詞を歌いかける。するとけむりはオウム返しに同じ歌詞を返す。僕は、これはオウム返しだから相手にしていないのだろうと思ったが、実際は、二人は同じ思いだというサインだったらしい。二人は連れ立ってどこかに行く。ここで自分のいる場所は母方の実家のようである。僕とRはそこに取り残される。

僕はけむりにLINEで説教的なことを言おうとする。Rの目を盗もうとして、僕は布団にもぐる。するとRは布団をめくり「ホテル(に先回りしよう)」と僕に耳打ちする。僕は「マジかよ」と驚く。(Rの性格や関係性は現実と異なる)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です