発明王になる夢

 夜の家。MOTHERのマザーズデイの町外れのような場所に住んでいる。自分はエジソンのような発明王で、新たな発明によって一発逆転を狙っている。

 世界初のキーボードを発明する。それはスマホを1つ1キーに割り当てキーボード状に並べることで、キーボードとして機能するようにした機械である。現在のキーボードよりも大きく不格好だが、全てのスマホを同調させることで電話を掛けることができるというメリットが存在する。

 その機能を使って、さっそく大企業の重役に売り込みの電話を掛ける。夜中だが。ところが、こちらの喋る音を別室の機械が拾ってしまい、混線のようなことになってしまう。なので、会話を一時保留にしておいて、キーボードからスマホを一つ取り外し、それを子機として使用する。

 展開が盛り上がってきたので、家に備え付けてある大砲のような花火を発射し、街の方にある大きな橋を破壊する。それで大騒ぎになる。状況を見に行くと、人が大勢出てきて騒いでいる。気づかれないようにこっそり帰ろうとする。騒ぎのために、巨大なオレンジがそこらに沢山転がってしまったようだ。

 家のそばの池まで来ると昼になっており、釣りのキャスティングの上手さを競う大会のようなものをやっている。頭のすぐ上をウキが通り過ぎたりしてヒヤリとする。これはここで引っ掛かって、先の事件の犯人だということまでバレる展開なのではないだろうか。警戒しながら通り過ぎて、小さな橋を渡って家に帰ろうとする。

 橋の手すりの上には、先ほど散らばったオレンジが等間隔で並べられている。その時、大会の参加者がキャスティングを行う。ウキが勢いよく飛び、僕を追い越して、ウキに取り付けられたパラシュートが進行方向と逆側に開く。よく分らないが世界新記録を狙っているらしい。が、パラシュートがオレンジの一つにすっぽり嵌ってしまい、記録はフイになる。投げた人(白髭の太った中年男性)は怒り狂い、誰がこんな真似を!と怒り狂う。僕はくわばらくわばらといった体でその場を離れる。

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