2017初夢

朝。現実にはない、古そうな木造の実家にいる。弟と同室で起きたところ。

駄菓子が三箱あり、中身は簡易ケーキのような甘い立方体である。朝食代わりにそれを食べたい。

お菓子を作るアプリを新しく出したので、そのテストプレイをしたりする。

上の階に住んでいる知らない人が出勤のため降りてくる。駄菓子を踏まれないよう、隅に寄せる。その人の顔は見ない。

僕はその日の昼食を買うため、父に千円いくらか貰っている。弟が、昼食のために何百円かくれというので、そこから何百円か渡す。弟は登校する。

父が起きてきて、テーブルで食事をとる。その横で僕はノートPCを広げる。現実には描いていない漫画のページや、漫画関係のメールのやり取りがある。

置いてある枝豆を食べるが、既に空になっているさやがちらほらある。

父に何百円かくれと言う? 父は、弟にもやったからなあと困った様子。月末だからかみんなお金がない。やがて祖父が降りてきて、同じようなやりとりをする?(現実にはいない、父の下りのリフレインのために出てきたような祖父)

弟はどういう生活をしているのか父に訊く。弟は重病を患っており、余命一年とかであるとは知っている。まだ歩くことはできるので、病院に併設された特殊な学校に行っているのだ。その様子を訊いたものである。

父曰く、弟は海の近くの学校までバスに乗り、途中から歩くが、学校の間近に横断歩道があり、そこは信号が四時間待ちであるという。「陸上競技場並みだ」とのこと(よくわからない。42.195キロと四時間を同じくらい長いと言いたいのか)。そこは、満潮の時は水に浸かる道である。

このように日常について話すことで、弟が遠からず死ぬという認識を和らげようとしている。

 

コメント

  1. totsukakodama

    分析

    生活全体を特定のアングルで切り取って薄めたような夢。ケーキの下りはクリスマスに買った雑なコンビニケーキの再生。最初は弟ではなく同居人がいたかもしれない。
    昼食代をもらったりそれをさらに弟にやったりするのは今の経済感覚のデフォルメか。いちおう生計というものはあるが、その規模はフリーター。
    母が出てこない。ということは、これは家族の夢ではなく、出てくる父は自分の変形かもしれない。降りてきて出勤する知らない人、弟、自分、父、祖父の動きはリフレインされている。
    「人が順に降りてきて出勤する」という家族観は現実と異なっていて、サザエさん的な架空を感じさせる。夢が母の作用をパージしようとした結果かもしれない。その帳尻合わせで食べ物が粗末になっている。
    展開は弟の死に吸い寄せられる。四時間待ちで満潮時水に浸かる横断歩道は三途の川の一般象徴。余命一年とかだけど普通に登校できる重病というのは最近読んだ記事からの再生。弟とは中学から違う学校に行っていたため、登校の様子を訊くというのはそれ由来。死は、もう死んでいる→遠からず死ぬと変形されているが、父とその話をしているとき弟はその場にもういない。

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