ポケモンの偽物の夢

ポケモンの新しいリニューアル版を買って、弟とプレイする。が、グラフィックがところどころ雑になったり、カラーと白黒が混ざっていたり、始めたばかりなのにリザードンに進化していたり、主人公のポケモンがSkypeのリスの絵文字でわざのコマンド選択がドラクエぐらいの数あるなど、おかしい。パチモンを買ってしまったのだと思われた。

夜更かしからの徹夜で、母と弟に呆れられる。

リスのポケモンで戦っている画面からそのまま、自分が実際の街を歩いている場面に推移する。雨が激しく降り始め、止む。すき屋やなか卯がある。なにか食べたいと思うが、結局食べない。

トイレに入っていると、ドアの向こうに弟が来る。スプラトゥーンの待ち伏せになぞらえて、「早く出てこい(撃ってやる)」と言われたようなので、「じゃあダイオウイカを使う」などと言って出ると、弟はシューターの連射で動きを止めようとしてくるが、僕が回転ジャンプをすると「しまった既に当り判定の中だ」などと言ってふざけ、笑い合う。弟はこのように元気なのに、実際には死んでいるというのは、どうも診断の間違いとかではないのかと不思議に思う。が、夢だと思い至って目が覚める。

霊体とガルパンとラファティの短編の夢

今まで住んだことのないマンションの一階の部屋に寝ている。天井が透けて見える。実際に吹き抜けなのか、こういうデザインなのか。同居人が昨日から帰省しているので、一人である。一人だと、幻聴の類がいっそう鮮明に聞こえる。背後から、人が歩いてくる気配(幽霊のようなもの)がものすごい圧でやってきてすぐ横を通り過ぎたので、ビクッとなった。耳鳴りが強まる時の感覚と似ている。

ほどなくして、さまざまな幻影が部屋を満たす。同居人が止め忘れたのか、牛乳配達人が霊体でやってくる。その他、通勤中のサラリーマンのような霊体も部屋を通過していく。

別の住んだことのない部屋にいる。母がいる。僕は弟の分まで感情を受け取ろうと考える。幼児期の記憶を掘り返しているようである。

名作映画の本を読んでいる。しかし、そこは飲み屋であり、まだ注文していないことに気付く。メニューをもらうが、手持ちのクレジットカードではほとんどのものが頼めないらしい。前の席に座っていた金髪の男が立ち、互いに貧しい状況だがやっていこう、というような奇妙な友情を成立させる。

金髪の男が去り、席を改めて見ると、同居人の家族(現実とは異なる)が着席している。僕が実家でどう呼ばれているか、などの話題が出る。飲み物を頼みたいが頼めない。この店は撤退間近で、制限が多いようだ。奥の方を見に行くと、自動販売機が三台ある。飲み物はこれで買えと言うことか。

自分の見た「胸を貫かれる夢」を参考に、「夢に胸を貫かれる時まで決して諦めるな」といったアドバイスを誰かにする。

住んだことのない部屋にいて、大きな机を組み立てている。作業机だろうか、沢山のものが既に乗っていて、大事な設備である。気が付くと、机の脚と机面との角度が歪み始め、全体がひし形になっていく。このままでは壊れてしまう。脚を支えて戻しながら、その反対側の脚までぱっと行ってこちらも支える、などして直そうとする。

その作業は、部活のような状況で複数人でする作業になっている。ガルパンのウサギさんチームのような後輩に指示をしながら、机を組み立てていく。困難を乗り越えて何とか仕上がる。後輩が感動し、「あのアドバイスと意味がやっと分かりました」と目を輝かせる。秋山殿のような姿になっている。僕にとってはこの夢は二度目であり、それゆえにアドバイス通りの状況が現実に繰り返されたのだ。机というか、基地か部室のようなものを組み立てた形になっている。

部活の成功は街の希望となり、テレビ番組の大団円のようにその栄光が強調される。しかし、ゴブリンかスーパーミュータントの軍団が学校を占拠してしまった。危うし!果たして、苦労して仕上げた部室も、屋根に穴が空き炎上している。

そこに颯爽と、生徒たちが自ら作った戦車が現れる。それは布製の張りぼてであり、多数の生徒が中で支えている。側面には多数の孔が空いており、そこから生徒たちがぺニスを出して一斉に精液を放射する。戦車は高速で機動し、精液を放ってロケーションを白くペイントし、学校を奪還していく。痛快。しかし、そんなに何回も射精し続けられるものだろうか。その懸念通り、正面に現れた敵の主力編成に対し、精液は勢い続かず、地面に落ちてしまった。巨体のミュータントが襲い来る。が、その時戦車の内部では? そこにはゴブリンの王がおり、赤いマントを羽織って寝ぼけ眼を擦っていた。予め拉致しておいたのだ。巨体のミュータントが息を大きく吸い込むと、ゴブリンの王はそこに吸い込まれてしまった。敵に敵を倒させたのだ! これによりゴブリン(かスーパーミュータント)の軍団は瓦解。真の大団円となる。

その締め括りは、ラファティの小説の文章の形であり、これまでの展開は小説だったことが分かる。ラファティらしい、人物名をずらずら書いていく締め括り。この事件のあと、リンとレン(登場していたらしい双子キャラ)はどうした、○○はどうした、××はどうした、存在の概念のイ速度はどうした、云々。一行は不可思議なロケットで旅立ったが、跡には明るく笑わしい悲しみが残された、といった内容の投げっぱなし系の結び。

夕食前の夢

帰省して、昔住んでいたマンションの北側の部屋にいる。廊下側の窓の外で男女の笑い声が聞こえる。何かの作業員が談笑しているらしい。冗談好きで頭に三角巾を付けた髭面の大男(ラーメン屋の店長のよう)とブロンドめいた女性。僕はゲームの説明書を読んでいる。

そろそろ窓を締めようと思って窓際に行くと、女性作業員がこちらを見て笑いを堪えている。何かと思うと、男性作業員の方が実は室内にいて(カーテンで見えなかった)、僕のすぐ横にいることに気付く。ちょっとドキッとするが、男性が後ろから脇をくすぐってくるので、大笑いしてしまう。さっきの笑い声はこれか、と分かる。

steamとTwitterが合わさったようなアプリケーションで、何かの炎上トピックが流れてくる。弟のノートを読む。その中には夢日記があり、夢の中に僕が登場したことについて書かれている。

そろそろ夕食かと思って居間に行くと、おでんのようなものを煮ているらしい。TVでさっきのtwitter風アプリ内の発言が取り上げられている。窓際のソファーに弟が座っている。死んでいるはずだから、これは幻覚か何かだと思うが、あまり深く気にしない。弟は半分寝ていて、こっくりこっくりしている。確かによくこうしていた気がする、と思う。

弟と笑いあう夢

戦場。照準器を覗いて、攻めてくる敵戦車に砲弾を撃つ(fallout4のスコープで撃つやつみたい)。失敗した、と思ったのに何か大きく爆発している。おかしい、これは成功じゃない、死ぬやつじゃないかと思う。邪悪な声のようなものが、嬉しそうにそれを肯定してくる(=死ぬやつである)。死んだらしい。

上の展開はゲーム内のことだったらしい。パワポケのやったことない新しいやつをやっている。母に「パワポケ26、いやそんなに出てないな、16だ」と説明する。

母の古い蔵書か何かということで、マンガ本が沢山ある。それを、麻雀を始める時みたいに左右からまとめて持って行こうとするが、失敗して本をぶちまけてしまう。弟と笑いあう。もう一度挑戦するが、やはりぶちまけてしまい、笑いあう。

昭和ライダーの再放送の夢

実家のリビングで寝そべってテレビを見ている。昭和ライダーの再放送。1号が馬に乗って参上し、ザリガニ的な外見の怪人(複数)と戦う。1号が火炎兵器を使い、怪人一体に重症を負わせる。怪人の断末魔がアップで写され、怪人が「おのれ。しかし敵ながら流石。やはりライダーは倒さねばならぬ」などと芝居的な台詞を言う。もう一人の怪人が抱き起こそうとするが、倒れた怪人の身体は火傷で石のように変質しつつある。倒れた怪人は「心配するな、ヤケドだ」と言って絶命する。抱き起こそうとした怪人は、「おのれライダー」と憎しみを新たにし、死んだ怪人が着ていたチョッキ(皮膚?)を自ら羽織る。僕は「やはり怪人の悲哀が昭和ライダーだが、しかしここまでクローズアップするのは555並みだなあ」などと思う。

その間、1号は泥に埋もれてしまった馬を助け、一旦変身を解いて戻ってくる。この1号は、変身前の姿は女性だが、変身すると1号まんまの姿で、しかしこの状態でヘルメットを取ると中身はメガネの男性になっている、という斬新なライダーである。1号は、その過程を見せ、改めてマスクを付け、残った怪人と一騎討ちをする。そこに、ライダーを憎んでいる人間の青年が加わり、三つ巴となる。青年は、攻撃を受け流してライダーと怪人との共倒れを狙う。しかし、余裕をかましすぎてパンチを食らい、車道に吹っ飛ばされていく。そこに車がやって来る。ここからスローモーション。青年の友人が現れ、ヘッドスライディングで青年を助けようとする。雨が降っている。道行く人たちは混乱に陥り、転んだり、刑事らしき人がはずみで発砲したりする。僕は「すごい流れだ」と思う。スローモーション終わり。

台所から母が、風呂に入らないのかと尋ねてくる。弟が先に入るはずなので、後で入るつもりで、「入る」とだけ答える。その後もう一回訊かれるが、妙に急かすなあと不思議に思う。

その後のTVでは、主人公(男性になっている)とお姉さんポジのキャラの謎のセックスシーン(二人が抱き合ってだんご状に固まり、動かず、主に男性の背中を写すことで見せない構図になっている。珍妙)や、清掃のおばちゃんが主人公に恋慕して、ヤンデレめいたことを言い出すシーンなどが流れる。

ふと気付く。弟が先に入浴する前提でだらだらと過ごしていたが、よく考えたら弟は亡くなったのだ。だからさっきから、風呂に誰も入っていない状態なのだ。それで妙に急かされると感じたのか。気付くと可笑しくなってしまい、笑いながらこの旨を母に伝え、風呂に向かう。泣く。

家族の夢

中学時代まで住んでいた部屋。休みか何かの時に帰省し、今日は梅田に出かけるつもりで早めに起きる。母が「自分のツイードのジャケットがどの衣装ボックスにあるか分からない。それか買ってきてくれたら……」と言う。父は、何かのイベントに一緒に行くものと勘違いしているので、今日は違うと言う必要がある。父が「最近はイベントの出店とかでニンテンドー64とかがえらく安く売ってるんだな」と言う。僕はノートPCでpixivとかを見ながら「イベントじゃなくても、中古ショップでは常に安く売っている」と答える。続いて、最近はPCに繋いでプレイしている、などと言う。

電話の夢

ニンジャスレイヤーと女子高生キャラがどこかに来ている。自分はそのどちらかは分からない。ニンジャスレイヤーは女子高生キャラとは友好関係である。女子高生が「来ることないのに」的なことを言ったのか、ニンジャスレイヤーは「ニンジャスレイヤーも、家で寝ていても暗殺される怖さがあるのでな(どのみちここに来た)」的なことを言う。あまり書かれていない、暗殺と相対していく日常の苦しさ。そりゃそうか、と思う。ニンジャスレイヤーは自ら隅に控え、女子高生は自分の用事をする。

Wは何かの文書かSSのようなものを、資料室のフォルダを漁る感じで探しているらしい。それはスレッド式掲示板のやり取りのようでもある。

文化祭が終わった日の明け方。坂を降りていくと、そこらにゴミが色々落ちている。

デパートの片隅、陶器市あるいは古物屋。友達数人と来ている。腕が勝手に動いて、高い場所にある商品の一つに吸い付く。それは前に家で使っていた線香立てだった。何かゾッとする。

体育館のような場所。退職前の最後の儀礼で、僕を除く同期には位階が与えられる。僕は退職が決まっているので、同期の半歩後ろに立たされ、形式のみ参加する。「お前は人間未満だから」のようなことを上司に言われる。Yが能のワキの稽古をやっていて、ぶつかりそうになる。「僕に避けさせちゃダメだよ、自分から動かないと」と説教される。そのまま美術室の倉庫のような場所に移る。Yは依然稽古を続けている。材木などがあり動きにくい。

棺のようなものを運ぶ作業。Xが顔が近くなる。Xが僕の笑い方はひきつっていて滑稽だと言う。周りは「ゆうてお前もひきつってるやん」などと仲裁しようとする。僕は自嘲的に「弟を死なせるような者だからな僕は」と切り返そうとする。そこに弟、父、母が来て立っている。弟の小さい骨壺を新しく設えたので、それを見せに来たのだ。骨壺は民芸品めいて模様が刻まれている。弟が今いたのは、僕の幻覚であることは分かっている。

卒業式の後のようなムード。狭い教室、あるいは職場。Zが飲みに誘ってくれる。自分宛に電話が掛かってくる。あるいは、iPhoneに掛かってきて無視するが、あまりに何度も掛かってくるので出る。出ると相手が名乗るが、名前が聞き取れない。何度も何度も聞き返す。漢字の説明をして見てほしいと言うと一旦切れて、もう一度掛かってくる。最終的に「間合い」と聞き取れたので、「間口の間に合成の合ですね」と確認すると、「他に何があると思ったんですか(笑)」となぜか煽られる。要件を確認しようとすると、無言になったり別のチャンネルに繋がったりして、なかなか聞けない。思わず「イライラしてきた」と呟くと、「だいぶきてますねえ」と声がする。それでやっと分かったが、この無言や別のチャンネルになるのは、わざとなのだ。いたずらと判断して電話を切る。僕はこれから退職だが、この職場に今後も掛かってくるといけないので、着信拒否設定をしようとする。電話は濃い緑色の、古そうで見たことのない電話。「年齢どれくらいだった?」と上司に訊かれたので「わりと若そうで……」と答えるが、上司は僕にではなく、これから一緒にやっていく新人の方に話し掛け、年を訊いただけだった。

通夜の夢

講堂。大学の研修(?)か何かに学生として参加している。履歴書を書く指導が始まっている。悪い例としてスクリーンに映されたのは、僕が以前提出したものだった。その記入内容は実際ふざけていて、小学校の頃にした悪ふざけのようだった。中学生の姿の「虎」が、僕をからかいつつも、以前よりは攻撃的でない微妙な距離感で接してくる。僕も微妙な距離感で応じる。ふざけていると、一緒に講師の注意を受けたりする。学生鞄のポケットを漁り、書いたはずのわら半紙のプリントを探す。皆で長机を動かしたり席を同時に移動したりする。移動したので、自分のお茶がどれだったか分からなくなったりする。Twitterのタイムラインっぽい。

僕は初老の教授のようになっており、イラレやパワーポイントで資料を作る。それは講習の準備であり、日課であり、また通夜の準備でもあるようだった。故人の何らかのデータのグラフを切り貼りしてまとめようとする。イラレのバージョンが古く、手間取る。あるいは、手塚治虫の「ブッダ」のあるページからトリミングしようとする。仕上がる間際でソフトが強制終了してしまう。 とにかく大変な日課だ。これが終わるまで寝ることはできない。これが出来たら、三階の自室に行って眠る。

階段を上がる間、怪しげな赤子の鳴き声のようなものが聞こえる。明らかに、一階の遺体を安置してある部屋に起因する霊現象のようだ。視界が黒くぼやけ、体は動かしづらく、布団に入る頃には全体的に分からなくなっている。しっかりと布団にくるまって寝なければならぬ。視界の黒いもやと格闘し、布団を把握しようともがく。赤子の鳴き声は強く聞こえている。そのまま目が覚める。

団欒の夢

朝、家族四人で居間にいる。弟が、持ち物のリストなのか、アルファベット3文字の略称っぽいものを書き連ねた紙を見ながら支度をしている。僕はそれを見て「GKU」というのはゴクリンのことかね、などとふざける。皆、弟が既に死んだことには気付いていて、泣きそうになっている。朝だから、ドタバタしているから、僕が幻覚を見ているのだろう。父母にそう告白しながら、弟を後ろから抱き締める。これは実際には椅子か何かなのだろうか。幻覚が解けないでいてほしい。

フォントの夢

母と弟とスーパーとかに来ている。広告が貼ってあるスペースに、特徴的なフォントで「このフォントありません」と大きく書かれたチラシがある。「ないのにそのフォント使うのかよ!」と思って興味を惹かれる。その後、エレベーターを待つスペースに同じようなチラシがある。それはどうやら、特徴的なフォントの制作者と、何かを宣伝したい人と、スーパーとが協力して宣伝効果を生み出す広告のようだった。珍しい感じのフォントだったのでチラシの情報を精査する。