ガトーショコラのようなゾンビの夢

旅行先のような、山あいの住宅街で誰かと話している。家と家の間に空地のようなスペースがある。そこの土壌は泥っぽい。

その泥の中から、ゾンビのような小太りの男性型のものが立ち上がったのが視界の端に見える。同行者は「ああしたものも存在する。こちらが弁えていれば害があるわけではない」というようなことを言う。そのゾンビは泥色をしており、脂肪かチーズのような色の明るい部位もある。カスタードが付いたガトーショコラを強く連想させ、死体というより土っぽさを感じさせる。表情はない(顔のパーツがない)。

同行者は「害はない」といいつつ、ゾンビをなるべく意識しないようにして、ここから歩き去ろうとする。(同行者と僕の区別は曖昧である)僕は、こちらが見ていることを向こうに気付かれてはならないと思う。ゾンビは木々の間に立ちながら、我々の行く方向と並行に動いてくるようだ。

我々は足早に去り、山の方へ駆け上がっていく。それは吉田山のような小さな山であり、上った先に神社がある。上りながら石段を見下ろすと、先ほどゾンビのいた方から百鬼夜行のようなものが追いすがってくる。「ここはそのような土地であり、ああしたものが巡ってくる」と知る。我々は神社の中に駆け込む。

ガラスで怪我をする夢

実家のようなところ。弟や父母がいる。ガラスの何かが割れ、細かいガラス片が自分の手の甲に多数食い込んで怪我をする。痛みを感じながら、食い込んだガラス片を一つ一つつまんで取り除いていく。

支配の首飾りの夢

修学旅行のようなだだっ広い部屋。全裸のセクサロイドと会う。ノベルゲームのように会話選択肢が出る。2つ出ている選択肢は、どちらも彼女の問いと噛み合っていない。とりあえず片方を選ぶが、イベントが進行しない。もう一度やり直して別の方を選ぼうとするが、クリック連打のせいか何かでバグっぽく止まってしまう。

学校(現実にない)の玄関前に車を停めて母を待っている。そこに鶴瓶を一般人にしたような男性教師が現れ、「何の用事ですか」と注意に現れる。僕は咄嗟に「担任の誰誰に用事があって来ました、卒業生です」と言う。具体名を出せば引き下がるかもしれないと思ったからだ。教師はいったん学校内に戻っていく。実際にはカウンセラーか何かに用があって来たのだった。

部屋で寝ていると、前に届いたはずのメールがまとまって再び届く。何かのエラーだろうか。母との会話や、誰かとのスイパラ(スイーツのバイキング)の話がある。

能楽部の部員が就職先のオフィスで席についている。そこで同回生がスイパラの話をしている。彼らの就職先は学校であり、オフィスは僕が昔入ったことのある職員室だった。その空間と、僕が今いる、別の学校の廊下とが繋がっていた。どちらの空間も学校であるため、彼らがうっかり廊下に出てしまうと、違う学校の廊下にワープしてしまう状況となっている。皆それに気づいて面白がる。
 
 
 
デスゲームに母と参加する。市役所のようなところに行って受け付けてもらう。入ると、オレンジと黄色のタイルで彩られたきつい坂がある。滑り落ちてしまいそうな傾斜である。

待合室のようなところで、知らない男がグミをくれる。上の階に上がると、母がミカンとレモンとどちらがいいか訊いてくる。受付でミカンとレモンのグミを2個セットで配布している。ミカンのグミをもらうことにする。そこで、さっきグミをくれた知らない男が再びグミをくれる。人の良さそうなキャラクターで、彼も同行することになる。しかし僕は警戒して、もらったグミは食べないでとっておくことにする。

振り分けの番号をところどころで渡され、その番号に対応した滑り台やチューブを進んでいく。滑り台はゴムかプラスチック製でオレンジ色である。建物を進んでいく。廊下の両脇に、参加者とおぼしき人々が座ったりしている。これまでは何気なくしていたが、デスゲームに参加することを意識して怖くなってくる。エレベーターに乗る。僕が母に「僕が死んだら髪をとっておいてくれ」と言っておいたことについて、母が「身体を保全し続けるのは費用とかが莫大にかかるらしくて厳しい」というような回答をしてくる。僕は「いや、葬式の間もたせるという程度の話だったんだよ」と言う。

地下12階に着く。エレベーターを出ると坂に続いていて、その坂を参加者が自転車で次々と下ってくる。彼らは白い仮面を付けていて不気味である。どうも、この坂を登ることは順路でないように感じられる。母は一人エレベーターに戻ってしまう。ややあって、地下21階と間違えて地下12階に来てしまったことが明らかになり、1階からやり直すことになってしまう。時計を見ると締め切り時刻ぎりぎりになっており、一度通った道を駆け足で再び進んでいく。最後の振り分け番号を渡されながら、カウントダウンの秒読みが始まっている。ギリギリ間に合わない感じだ。

何かがあって、ボス戦に必要らしい究極のお守りを手に入れる。それは首飾りである。

ラスボスの魔女と争い、勝利する。しかし魔女は最後になって、お守りと瓜二つの「支配の首飾り」を取り出してきて、それを僕にかけようとする。これをかけられると魔女の従僕にされてしまう。お守りアイテムを使う機会がなかったため、この危機が伏線回収になっているのだ。宝だと思っていたものが最大の危険となる。僕は身体が動かない。

そこに見知らぬ女子の一団が通りかかり、お守りと「支配の首飾り」とどっちがイケているかの吟味を始める。女子がお守りを選んでくれないと、僕は「支配の首飾り」をかける羽目になる。どちらの首飾りもトルコ石のようなビーズとペンダントトップが付いている。お守りの方はトップが星形である。女子はどちらも安物であると判断するが、どちらも安物なら星形の方がいいかな、といってお守りを僕にかける。そして「支配の首飾り」は女子のうち一人が自分の首にかける。するとその女子は、「あなたに従います」と魔女に言って魔女についていく。

ラカールの呪いの夢

海外ドラマのようなシーン。オフィスの玄関口で銃撃戦になる。学校の玄関のようにロッカーが並んだ空間で、職員は薄青緑色の作業着を着ている。ライス元長官のような黒人の管理職の女性が、忠実な部下の白人女性によって守られ生き残る。部下の方は死に、管理職の女性は決意を胸に抱く。

その後、職場は一見以前と変わりないようでいて、何もかもが変わってしまった。なじみの喫茶店もその例に漏れない。女子会と、それに一人混ざる松重豊と片岡鶴太郎を足して二で割ったような男と、白髪のマスター。これがいつものメンバーだった。彼らはこの店を妙に仰々しい絆とか哲学のように捉えているが、僕にはそれは白々しく思われた。彼らは「始まりのエピソード」を語り、僕はそれを悪意をもって聞いていた。
 
 
僕はCと共に何かの犯罪を実行し、バイクで逃走中である。Cの実家にいったん身を隠す。

一緒に来たQがマリオカートをプレイしている。64のではなく、ハードは分からないが新しいマリオカートである。ゴールは土管に潜り込むようになっている。QはCPUのマリオと2人対戦をし、土管に手をかけながらも一瞬の差でマリオに敗れる。しかし結果画面では同着1位となっており、何らかの処理落ちがあったらしい。

僕もCPUと2人対戦をする。ゴール手前に川を飛び越える場所があり、失敗すると水に落ちてタイムロスとなる。そのあとは柱の周りをらせん状に上っていく坂であり、上りきるとゴールがある。僕は水に落ちてしまい、そこでマリオに抜かれ、後を追いかけて坂を上る形になった。しかし上りきると、そこでスマブラが始まった。動きがスローモーなスマブラである。僕はマリオとルイージを倒して1位になる。

中庭で、64のゼルダのように回転切りで草を刈ってルピーを集める。うまく切ると狐の神様が現れる。そうして収穫した野菜を荷物に詰めて、ここを経つことになった。犯罪での分捕り品よりも野菜の方がはるかに多く、カモフラージュになっている。悪事は今回限りになるらしい。発覚すれば打ち首獄門である。僕は楠木正成のような恰好をしている。

玄関前で、Cの親戚の女性に声をかけられる。法事のような服装である。女性は「今回限りでお生憎さま」というような皮肉を言う。また親戚のお婆さんを引き合いに出し、「あなたも以前会ったことがある人なのに、どこ出身の方か覚えてらっしゃらないの」と嫌味を言う。僕は事情の分からないQを先に行かせ、女性には「僕はC個人と交友を持っているのであり、あなたがたのことを覚える気はない」と伝える。女性は怒る。僕は玄関を出て、バイク置き場で自分のバイクを探す。そこで「事情を知っている相手を怒らせるのはまずかったかな」と思う。
 
 
(これ以降は後から挿入された場面で、Cの実家に時間軸が戻る)

ベッドのある休憩部屋に着き、一息つく。ロッジのようである。CはQに「意味のない呪いを気にするな。自分も昔、親戚にそうした呪いを教えられたことがある」という旨のことを言う。その呪いは「つき殺された門を開けるものは官職に一生就けなくなる」というようなものである。

エスニックな回廊で、Cの親戚の一人であるエスニックな格好の女性が突っかかってくる。彼女には、夫・ラカールから与えられたロケットを開けるべきか開けないべきかについて、何の縁もない人間に尋ねるという癖があった。彼女は知らないが、そのロケットを開けると、妻である彼女は一生冒険に出られなくなってしまう運命となる。それはラカールの呪いである。ラカールは旅先で亡くなり、既にこの世にいないのだが、彼女はそのことも知らない。いつの間にか我々の仲間にはリーリエが加わっており、ラカールの妻はリーリエを特に敵視している。

この呪いの実態は「ラカールの攻撃力が上がり、妻の防御力が下がる」というものである。ラカールが生きていれば、これは夫婦にとって使い道のある魔法なのだが、ラカールが死んだことでデメリットだけが残ってしまったのだ。

リーリエはラカールの妻に「もう我々に構わないでくれ」と言う。これに対し、ラカールの妻は「いや、むしろ我々はライバルになろう」と提案する。

ここで博士が何事かを閃く。博士は我々の仲間であり、阿部寛と福山雅治を足して二で割ったような風貌である。その髪はガサガサしたくせ毛で、頭頂あたりが一部レッドに染められている。博士は閃きによって一晩でテレパシー帽子を開発する。そしてそれをリーリエとラカールの妻に一つずつ被せ、実験を始める。親戚のお婆さんが連れてこられ、お婆さんから二人に頭の中でメッセージを送ってもらう。それをテレパシー帽子で受信するという実験である。

リーリエは元々テレパシーの才能があったため、メッセージを受け取ることに成功する。しかし、ラカールの妻は後出しで「私も同じメッセージを一瞬遅れて受け取った」と主張するのだった。周囲は「困った人だ」というような空気になる。(オチ)

アパタイアル(暴力)の夢

自室ではない室内。知らない女性と自分とGの3人が各自の作業をしている。つまようじが必要になるが、高いつまようじと安いつまようじの二種類がある。安い方は先端が割り損なった割り箸みたいになっていて、用をなさない。ようかんを食べる程度のことには使えそうだが。

想像上のナウシカの映像。パズーが敵地で全裸にされ、魔物にフェラチオされそうになる。その記録映像を、救出されたパズー本人とその母親あるいは女上司が観ている。パズーは気まずい。映像では魔物はやがてドロドロ溶け始め、部屋全体が融解してパズーを取り込み、パン生地みたいな材質の王蟲になる。これが王蟲の生まれる仕組みである。その後、王蟲が死んだ時、パズーはナウシカによってたまたま体内から救出されたらしい。僕は「ナウシカってこういう話なんだ」と思う。

自分は古代文字か何かを読解する任務に就いており、その過程で邪悪な何かに乗っ取られてしまう。そのことについて責められる。

現実とは異なる実家。弟が残した書き置きがある。

        に
       君は
 悪魔専門雑誌である
       が
       ある

のように書かれている。これは当初は僕をさして「君は悪魔専門雑誌である」と書いたのだと思われる。意味するところは「君は悪魔の専門家だろ」というようなことで、僕を励ます意図らしいが、そのままだと悪口にも見えかねないと思ったのか、「君には悪魔専門雑誌がある」と書き換えたようだ。字は汚く乱暴である。

本棚の雑誌について父と話す。全24号のうち10号くらいまでがここにある。それには漫画も載っていて、それは僕が別のところで読んだことのある漫画である。

カラオケの個室。普通のリビングのような内装である。薄暗い。母と祖母がいる。僕はこの後、友人と会ってから何かの仕事に行く予定がある。母も祖母も比較的楽しそうに歌っていて、自分も何か歌いたくなるが、あまり時間をかけると予定に間に合わないかもしれず、迷う。

母がベランダに出る。その途端、母は「ごめん!」と言って隣室との間の仕切りを閉める。どうやら隣室に男女の裸のカップルがおり、急にベランダに出たので互いに見える状態になってしまったようだ。それで隣の人に謝ったらしい。いつの間にか母も裸になっている。ベランダから見える景色は、灰色の高い塀と空だけである。

隣室の会話が小さく聞こえる。カップルの女が男を責めている。先ほどのハプニングは男の責任であるらしい。その責め方がしつこいので、男は鬱陶しくなったのか、突然「アパタイアル(暴力)」と言って女を殴る(打撲音が聞こえる)。女が何か言おうとすると、男は再び「アパタイアル」と言って遮り、打撲音が響く。それが何度も繰り返される。

僕は「これはニンジャスレイヤーでよくある展開だ(邪悪なニンジャが一般人を殴りまくる)」と思い、怖くなる。逃げようかと思って出口のほうに行くと、その途端、男がベランダの窓ガラスを割って入ってくる。僕はただちにドアの外に逃げ、どこに籠るべきかと必死で考える。

陥没した歩道の夢

戦時中。我々は少年兵であり、どこかの島に来ている。何かの合間で、命令に従って整列し、体育の時間のように三角座りをする。その前に上官が立って話をする。上官はクッキングパパのような人物で、軍では例外的といった風に優しく頼もしく語る。僕は問いに当てられてうまく答えられないが、ビンタとかはされない。

楽屋裏のような部屋でスマホを使っている。twitterを見ている。

アート作品を作る。それは白と黒の絵の具で構成された塔であり、(いかにしてか)上に積み重なって進んでいく(そういう視覚イメージで画面が動いていて、実際に塔を作っているわけではない)。頂上に着くと(イメージで)、そこはボウルか蓋のない箱のようになっていて、その中に白と黒の絵の具を塗りたくる(ここまでの間、「裏切り者の処遇について」のような会議のような会話を聞いている。それは寄生獣で広川たちが繰り広げている会話のような感じである)。その後で、そこに水を満たしてみるというコンセプチュアルアートなのだ。水を注ぐと絵の具が溶け出し、水は灰色に濁る(ここからイメージではなく個物としての箱になっている)。一旦水を捨てる。すると絵の具はかなり流され、一回り小さくなった絵の具の塊が残る。

写真を撮ってtwitterに上げようとするが、スマホの画面が黒くなってしまい、うまくできない。古いスマホを出してきたりアカウントを変えたりするが、うまくできない。

自転車で帰宅する。京都の今出川通りを北白川から百万遍の方向へ(実際の帰宅方向と逆)。通行人を避けながら走る。大学構内で地面の陥没があったらしい。

別の日、授業中とかに轟音を聞く。その後、雨の中を自転車で帰宅する。思ったより降っていて、雨具無しでは少々濡れすぎる感じだが仕方ない。原稿の入った透明ケースをカゴに入れるしかないのが心配だ。

下り坂を走っていく。通行人を左右に避けていく。スピードは決して出しすぎないようにするが、慣性はかなり働いている感じで、避けるのに神経を使う。お年寄りが多い。

行く手に二人連れのお婆さんがいて、こちらを見て「どうぞぉ」と道を譲ってくれる。が、歩道の道路側に立って、道路側の柵の方に手を差し出している、つまり譲ってくれるはずの空間は非常に狭く、溝しかない。「おーい」という感じで突っ込む。

が、近付いてみると分かる。歩道が大きく陥没していて、直径10メートル、深さ5メートルくらいの土の穴になっている。お婆さんの差したあたりにギリギリ元の地面が残っている感じだった。さっきの轟音はこれだったのかと理解する。お婆さん二人は談笑しながら穴の中に降り、土の上を歩いてこちらに渡ってくる。僕もそうして進む他ないようだ。

弟の同人誌と競馬の夢

実家にいる。小学校の時の家っぽい。

変な時間に寝てしまい、夜眠れない。母は何か作業をするらしい。母が僕に、何か観察日記漫画でも描くなら描いておいて、というようなことを言う(現実ではそういうことは言わないし、夜に作業もしない)。僕は、それでも寝るには寝たいので、描くとかはしないという主張を込めて布団に潜る。

弟の描いた漫画を読む。それはノートか薄い合同誌に描いたもので、線がきっぱりしていて、記憶にある弟の絵よりも上手い。艦これとかの模写もある。それは鉛筆で描かれていて、艦娘の集合絵が横に3コマ並んでおり、そのそれぞれの下のコマに何台かの車が描かれている。艦娘と車のイメージを重ねる、そういう車の広告から模写したのだろう。拙いところもあるが上手いと思う。生前にこのことを知って「上手くなってるじゃん」とか言ってやりたかったと思う。弟はその辺にいる感じもあるが、死んでいるという認識もある。

他の参加者の作品はわりと芸風が完成している。4コマ漫画で、常に引きの視点で人物を小さく描くのが好きらしい人がいる。それは細筆で描いたような太い抽象的な線で構成され、背景が常に粘土のようにうねっている。淡く彩色されている。母が「これはどうやって描いているんだろう」と言う。僕は「筆で墨で描いて、デジタル彩色、あるいは彩色もアナログかも」とか言う。妖怪の「わいら」を複数くっつけてデフォルメした黄緑色の妖怪の絵などもある。それはパステル調のかわいい系デフォルメで、何かの佳作に入ったという宣伝文句が付いている。

10時になった、と母から告げられる。嘘だあ、そんな経ってないよと思い、時計を確認しようとする。僕はもう少し寝ていてもいいようだが。
 
 
漫研の先輩たちと競馬場に来ている。そこは和風のショッピングモールか大きい回転寿司のような、木っぽいテクスチャの建材で構成された室内である。その空間は基本的に食堂であり、食券を買う感じで馬券も買う。レースはモニターに映され、その内容は実写ではなくゲーム的な図である。コースが線で、馬が点で表される。

黄緑色をイメージカラーとしている馬が、一番速いという評判で人気らしい。とりあえずその馬に賭ける。その馬はレースの終盤まで力を温存していて、トップよりやや後ろについている。終盤、一気に加速を始めるが、先行する馬もスパートをかけていて、駄目なんじゃないかこれ?と思わせる。馬の総数は非常に多く、無数の点であり、ゴール前だけで100体はいそうである。その分、コースは横に長い。

駄目だこれ、と思った瞬間、黄緑カラーの馬が信じられないスピードで追い上げる。それも、密集した他の馬の間をすさまじいジグザグ走行ですり抜ける。魔法のようである。全馬が同時にゴールに達した!と見えたが、一着はなんと黄緑カラーの馬だった。その展開を誰も予期しなかったため、どうやら万馬券になったらしく、50万円らしい。(一番人気なのに。何が50万円なのかは分からないが、僕は50万円貰えると認識している)

先輩がトレーを持って席を立つ。僕もトレーのゴミを捨てて撤収しようとするが、ゴミ箱が見つからない。トレーには、肉を食べた後の骨が乗っている。残っている肉をかじると、鳥の羽のかけらが口に入ってしまう。「これは食べられないだろう」と思い、指でつまんで取り出す。ゴミ箱が見つからない。

三つの桃の絵と猫の目の夢

帰省している(現実の実家ではない)。飲み屋に寄ったりしている。どこか土地への帰属意識があり、「**(苗字)の家の者として知られている」などと思っている(現実にはない)。

親戚の結婚式に来たようだ。控室に集まっている。恐らく和式っぽい。周囲は弟のことに触れないよう気遣っている。

紙に桃を三つ描き、冥福を祈る(葬式になっている)。それは版画の図柄のようで、影の濃さが異なる三つの桃の図柄を横に並べて描いている。Aがその場にいる。

妹(現実にはいない)が母に何事かを訴えている。母は以前、黄色い透明プラスチックのアクセサリーのようなものを僕に渡しており、僕はそれをまだ持っている。それは長さ3cm厚さ3~4mmくらいで、猫の瞳孔のように縦に細長い形をしていて、紐を通す穴などは付いていない。おもちゃのパーツのようである。母が、そのアクセサリーがぴったり嵌まるケースを出してくる。それを見て「まだ持っていてよかった」と思う。ケースは四角い透明プラスチックで、これにアクセサリーを嵌めると「公安の手帳」として認識されるとのことだった。それを聞いて「普段は持ち歩いてなくてよかった」と思う。

何とはなしに、母と妹との話に入り込むことはできない。今回のことは僕のディスコミュニケーションにも遠因があるのだろう。Aにぼんやり共感を抱く。「子供の頃ほど屈託がないわけではないにせよ、我々はそこそこ上手くやってはいるはずだがな」と一人ごちる。

自室に戻る。小学校の時の自室である。そこには昔持っていた漫画や本が並べられており、僕の持ち物が物置き的に固められていた。W3の分厚い単行本(現実より分厚い)やピアノの楽譜がある。

ガルパン模試の夢

艦これの画面を見ている。UIが若干新しくなっている。最上とは別のキャラクターになぜか最上のボイスが付いていて、「ボクの後釜の子の様子はどう?」というようなことを言っている。その艦のモデルとなった兵器は近年までフィクションだと思われていたが、実在していたことが判明したリアル艤装兵器であり、名前はカタカナ語である(忘れた)。

模試を受けに来ている。セミナーの部屋のような無機質な部屋。

ジャンルは現代文らしい。大問1は普通の問題で、解き終わって時計を見ると15分経っている。いかん、時間を測り忘れていた、と気付き、そこで計画を立てる。大問1が15分で解けたから、大問2に30分、大問3に30分を当てれば見直しの時間は十分取れるだろう。全体で120分である。

問題文のページをめくると何かのエロ漫画が始まっている。それはバスの中か学校の教室で淫行に及ぶものであり、ギャグ調のキャプション芸が入っている。

自分の髪を邪魔に感じ、括るのを忘れていた、と気付く。

台所のガスコンロの横でさっきメモを取ったが、そこにボールペンが残されていたらしい。そのボールペンについて、教師から「これはあなたのですか」と訊かれる。自分のボールペンではないので、違うと答える。

大問2はガルパンの問題である。外に出て、ローソンで昼食を購入する。そこで配布されていた同人誌も入手する。この模試は時間中に外出してもいいのだ。ローソンもそれを心得ていて、仕出し弁当ばかりが並んだ棚がある。

その同人誌は大洗のピンチから始まる。大洗の隊長は恋愛感情によって皆を従えているため動けず、みほが単身、大阪に助けを求めに行く。大阪の面々とは本編での戦いを経て仲良くなったはずだが、久しぶりに顔を出してみると、ほぼ敵に戻っていて、「で、なんぼ出すんや」みたいな絡みをしてくる。みほは「これだから遠隔地は……」とため息。(みほ以外のキャラクターはガルパンのキャラとはいえず、判然としない。咲と混ざっている感じ)

大阪には島田愛里寿のような団長がいて、愛里寿は親しげに接してくれる。愛里寿の助力を得れば他の面子も協力してくれる。愛里寿はセックス技法等によって皆を従えている(ギャグっぽいノリ)。

さて、喫茶店にでも入って問題を解こうか……と思うが、やはり模試会場に戻ることにして、街を引き返す。さっきの同人誌はTAKE FREEだと思って持ってきてしまったが、恐らく売り物だったということに気付き、ローソンに寄ってお金を払おうとする。そのローソンでは、数人の男子高校生がイートインでちょい飲みしている。

机につく夢

教室で机につき、授業を受けている。ノートに漫画を描いている。

本屋では、音響を激しくすることで客の精神を揺らし、来た目的を思い出せなくすることによってディスプレーを色々見てもらい、売上を伸ばす、ということを考えている。

旬の仮面ライダーのキャラをデフォルメして、エロかわいいアイコンにして販売しようと考えている。

女性教師によって試験範囲が発表される。感想文一文字につき得点があるとのこと。手元のノートは五線譜が付いている。

空き時間、温厚そうな男性教師が僕の机の前に来る。僕は教師がいかに嫌いかということを物語で語って聞かせる。僕の主人公はニーチェ的な貴族のように傲慢に教師を侮り、圧倒する。教師はそれに乗って、おびえる教師種族の役をしてみせる。僕は語ってオチをつける「教師がへりくだるあまり、貴族は教師をどうでもいい弱者と思い、背を向けた瞬間、教師は剣をもって貴族の心臓を貫いた。教師とはこのような種族である」場のノリが大丈夫なノリだったので、怒られなかった。

隣の男子生徒は下半身を出すまたは全裸で、自慰かトレーニングか何かをしている。人目を憚る必要はないらしいが、隣の者としては微妙だ。

プリキュアのキャラのような女の子キャラになっている。体を前後に激しく揺らし、貧乏ゆすりをする。地震に揺られる耐震構造の建物のように揺れてしまう。後ろの人に鬱陶しく思われると気付いて止めようとするが、抑えきれず揺れてしまう。